2008年02月12日

アンゴウヲカイドクセヨ

ある冬の日の深夜の事。

部活の所属者向けに部屋を寮として貸している洋館の一室で、少年は一人机に向かっていた。テスト前でもないのにこんな夜更けまで勉強か…と思ったが、ノートが1冊広げられているだけで教科書の類が無いところを見るとどうやら違うらしい。

「んー…何だよ、クソ…」

真新しいノートの1ページを前にシャープペンシルを器用にクルクル回しながら悪態をついている。
そのノートには丁寧な文字で【…●×紅…紅×●?】と書かれていた。

「アイツが『怒られる』って言ってたのも気になるしな…」

どうやら、友人と誰かの会話を聞いてしまったが、意味がわからなくて悩んでいるようだ。

わからなくて良かったというべきか残念というべきか…?



(でも、怒らないのか…?)

「ん?」

何か聞こえた気がした少年はゆっくりと部屋の扉を開け、廊下を見渡す。
しかしそこにはただ暗闇と静寂があるばかり。

「………仕方ない。寝るか。」

気のせいだと思い込むことにして少年はベッドにもぐりこんだ。
posted by 紅月 光也 at 19:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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