2006年12月24日

☆★☆Happy Merry X'mas!☆★☆


日曜日、本来ならば学校は休みであり、銀誓館の教室には人影は無い。

……ハズなのだが。今日はクリスマスイブである。
学園をあげてのクリスマスパーティーが行われる為、このキャンパスでもあちらこちらから賑やかな声が聞こえてくる。


この校舎のとある教室にも、人影があった。
だが、それは他の教室のように楽しそうにはしゃいだものではなく……
一人で窓の外を見上げる光也の姿だった。



クリスマスプレゼント、か。

贈りたい人はたくさん居る。
寮の仲間たち、神社の友人達…そして何より、大切な恋人へ―――
けれど、全ての人に、豪華なプレゼントを用意できるわけではない。


「まぁ手芸部の何人かはネタで良いとしてもだな…」

ざっと見積もっても背後の冷や汗が止まらない事になるだろう。


「かと言って…誰かを省く、なんてのは選びようが無いし…したくないな。」
どうしたものかと頭を抱え込む事しばし。

「ま、いいか。当初の予定で行こう」
なにやら答えを出したのか、えらくあっさりと窓に背を向けて立ち去る光也。
きっと難しい事を考えるのを止めて、藤崎志保のホームパーティー会場へケーキを食べにでも行ったのだろう。

「……でも、ケーキじゃ寂しさは埋まらないだろうな…」
去り際の呟きは、誰も居なくなった教室に溶け、扉を閉める音に掻き消えた。

posted by 紅月 光也 at 23:06| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
モノじゃあないんです。
もらえたっていう事が嬉しいんですよ、きっとね?
ありがとうございました〜。
Posted by 鳳凰堂 at 2006年12月25日 04:35
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